無料-
出会い-
花-
キャッシング
「第6回ウランガラス展」報告(@渋谷電力館)
2007年1月4日(木) から〜9日(火)まで、東京・渋谷の電力館で、第6回ウランガラス展が開催されました。同好会会員が持ち寄った美しいウランガラスの数々(総数300点)が展示され、6日間で総数1,200名の来場者がありました。
ガラスの中の僅かなウランは、美しく不思議な蛍光を出し、また、目に見えない放射線も出します。今回は「ウランガラスの不思議なミクロの世界」との副題のもと、ウランガラスを外側から眺めるだけではなく、ミクロの世界で観察してみます。会場では、会員所蔵の美しいウランガラスと、人形峠のウランで製作された国産ウランガラス美術品などを展示しました。また、同好会会員の処分品展示や、霧箱実験、蛍光実験、ウランガラス無料鑑定なども行なわれました。
以下、展示台を順に見ていきましょう。
第6回ウランガラス展の会場風景 |
|
Luster (垂れ飾り付き燭台)
イギリスのビクトリア時代から20世紀の初めにかけて、主としてイギリスとフランスの上流家庭で、英語でLusterと呼ばれた垂れ飾り付きの燭台が愛用された。
それは、家の中の一番良い部屋に飾られたと言われ、例えば客間の暖炉の飾り
棚 (マントルピース) の両端に一対で飾られたり、客とのデナーのテーブルに飾られたりした。そして、夜には蝋燭が灯された。
展示のLusterは、ドイツで開発されてアトラスガラスと呼ばれて流行した緑色のウランガラスを用いて1890年頃に作られたと言われる、10本のクリスタル垂れ飾りの付いた燭台である。
(苫米地会長の出品)
|
|
|
ボヘミア(チェコ)製の19世紀末のウランガラスを中心とした作品 |
|
ロシア皇帝の秘宝:8個のゴブレット。
ニコライ1世皇帝が1850年頃に自分の工房で作らせた品とのことです。
裏に「φEDOPObCKNXb」と、製作者のロシア語名が刻印されています。
どのようにして、ボヘミアのUG技術が、発明後すぐに遥か彼方のモスクワまで伝わったのか、歴史のロマンですね。
製作者は英語だとFedorvsk (Theodorovsk) Brothers
Factory です。
(当HP管理人の出品で、右写真のように、全部で8個持っていますが、今回出品は下記の4個のみでした。)
|
|
題名「犬」
チェコ製の大変すばらしいモダンアート作品。重さ5KG以上ありそう。
作家名=イバナスラバコア(たぶん)
高岡市の新森会員の出品。
|
|
アールヌーボーの対の花瓶
薄い白色の縞模様が入っていて、周りに鉄でできた花が飾られている。デザインからすると1900年頃の、フランスのガレ工房または関連の工房の作品か。
(水戸の水明UG美術館からの出品) |
|
左上は英国デビッドソン社のUG.
左下端のレモン搾り器は注目。 |
|
上の段に乗っているのはベルギー製のコンポートと、チェコ製現代ものの被せガラス作品。
手前は子供さんに人気の動物もの(水明UG美術館からの出品)。 |
|
山田アトマイザー社さんの製作されたぐい飲み(非売品))
両端の2本は、チェコから輸入されたUGの原材料とか。 |
|
米国のN会員が持ち帰られた処分品。向こうの骨董市で買われたとか。
処分品は他にも20点位あったけど、それらは殆ど初日になくなりました。 |
|
岡山県・人形峠(旧上斎原村)で製作された国産ウランガラス(戦後)の美術品で、「妖精の森ガラス」と命名されています。
今回は「冬華」シリーズということで、コップや花瓶などが出品されました。
なお、現地ではこれらを購入できます。電話注文もOK。
妖精の森ガラス美術館
岡山県 苫田郡 鏡野町 上斎原 666-5、
Tel & Fax : 0868-44-7888 |
|
UGを使ったジュエリーの数々。
左はK会員の作品(非売品)
右は当HP管理人のもの
右端のネックレスについては次の写真をご覧ください。 |
|
稲田浩さんの工房「ジュエリー・アート」作の、人形峠産のウランガラス(妖精の森ガラス)を使ったジュエリーです。
会場にあったパンフレットによると、これは、作家生活40周年の記念作品で「飛鳥の舞」という題名が付いていて、UGと玉虫の間に散りばめられているのは、数々のダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アクアマリン、真珠などの宝石だそうです。
下記HPは代理人の方が製作。http://www.ea.ejnet.ne.jp/inada/ |
|
稲田さんが、来場者に、ネックレス「飛鳥の舞」を着けておられる風景。
|
|
日本製のUG時計の数々
左後ろから。
1.東京時計:【大正初期】
2.精工舎:記念品として限定製造【大正末-昭和初期】
3.頭丸(トーマル)型と具われる普及型で精工舎、東洋時計などで量産された 【大正後期から昭和初期】
4.東洋時計製と考えられる[昭和3年から5年】
5.英工舎:昭和3年の天皇即位の大ネ|,の時期
6.滝波硝子:平成9年に記念品としで頒布(我国では戦後初のウランガラス)(一番手前)
いずれも、大森会員の出品。 |
|
大正から昭和の初めに製造された日本製のウランガラス。
左下は河本会員の著書「週末の和ガラス」。 |
|
武蔵工大からお借りした「霧箱」
アルコールの過飽和の状態の中に、放射線(正確にはアルファ線)が通ると、飛行機雲と同じ原理で、放射線の通過した跡が見える(はず)。 |
|
左下方向に飛行機雲が見えるのが、放射線の通過した跡。
(中央はウランガラスのビーズ) |
|
「プラズマ放電によるUG蛍光実験」
特に子供達に人気の番組で、今回は2日間にわたって実演。
実験者は西村会員
|
|
ワイングラスを、真空に引いたガラス瓶に入れ、テスラコイルによる高周波・高電圧を流すと、紫色のプラズマ放電がおきて、UGがプラズマにより緑色の蛍光を出します。
。 |
|
最終日の懇親会は8名参加。電力館の近くのインドカレー料理店。(貸切) |
|
ウランガラス同好会TOPPAGEへ戻る
[PR]動画